令和の杜

2021年7月21日

自宅の庭でペットのお墓を作る人が減った理由!ペットのお墓の新しいスタンダードは?

従来はペットの供養や埋葬は自宅の庭にお墓を作ることがスタンダードでしたが変わってきているようです。

最近では、霊園や寺院にお墓を用意したり、ご遺骨を納めたりする方が増えてきており、こちらが新しいスタンダードになりつつあります。

今まで一般的であった自宅の庭にお墓を作る人がなぜ減ったのでしょうか。その理由を順番に見ていきましょう。


■ペットを火葬後、遺骨(骨壺)はどうしている?

亡くなったペットをペット霊園や移動火葬車などで火葬される方は7割を超えており、すでに一般化しています。

その後、「ずっとそばにいたい」という想いから自宅に遺骨を持ち帰り、骨壺を手元に置いておく方も多いのではないでしょうか。

ペットの遺骨の自宅保管については「このままで平気なのかな?成仏しないのではないか?」などのお悩みも多数みられますが、自宅に置いておくこと自体は何ら問題ありません。

しかし、大切なペットの供養をしてあげることで魂が成仏しご自身やご家族にとっても気持ちの整理にもなるかもしれませんね。


■従来のスタンダード:自宅の庭にペットのお墓を作るには?

自宅にペットのお墓を作ることは一般的で昔から行われてきた供養方法ですので今でも、なお主流となっています。

愛犬や愛猫などの大切なペットが亡くなった後も、「離れたくない」「慣れ親しんだ場所で眠って欲しい」などという理由から火葬後、ご遺骨やご遺灰をお家に持ち帰り、庭などにお墓を作る人がいます。

ですが、そもそも自宅にお墓を作ることはよいのでしょうか。

・法律的には大丈夫?

大前提として自宅の庭にペットのお墓を作ることが可能なのは私有地である場合に限ります。

また「ペットの遺骨を自宅の庭に埋めるのは法律的に良くないのではないか」といった疑問を持たれる方が多いようですが、「法律的に問題はありません」。

法律的には「所有物」として扱われ、遺骨をどうするか、お墓の場所をどこにするかに縛りはありません。ですが、他人の土地や公園など私有地以外に埋葬することは不法投棄に該当します。

・埋葬方法はどうしたらいいの?

それでは自宅にお墓を作っている人たちはどのようなやり方が多いのでしょうか。

主な工程としては

① 埋葬する場所を決める。

  人が踏む可能性のある場所をさけ、水はけの良い場所を選びましょう。

② 火葬した遺骨を埋める。

  骨壷からご遺骨とご遺灰を出す、あるいは骨壺が土に還りやすいようにある程度割ってご遺骨とご遺灰を取り出し、土に埋めましょう。

③ 墓石を置く。

  埋葬した後は、埋めた場所が分かるように目印になる墓標を設置します。

  お好きなもので大丈夫ですが、ペットの自宅用墓石を購入する際は石材店に頼む必要があるため、相場観は1万円~5万円ほどでしょう。

  という手順になります。

慣れ親しんだ場所にお墓を作り、亡くなった後も身近に感じられることに加え、至って方法が簡単で、費用も抑えられることがメリットと言えるでしょう。

それでは、メリットしかないように見える自宅の庭にお墓を作る供養方法ですが、最近選ばれなくなってきているのはどうしてなのでしょうか。


■自宅の庭にペットのお墓を作る人が減った理由

①マンションに住んでいて、お墓がないから

核家族化によりアパートやマンションにお住いの方の増加に伴い、お庭がなく、自宅にペットのお墓を作りたくても場所がないという方が増えています。

そのため、必然的に霊園や寺院にご遺骨やご遺灰を納める方法を選択するケースが多くなっています。

②これから先、供養を続ける保障がないから

これから先、どんな理由で引っ越しをすることが来るか分かりませんし、自分の亡き後にも親族が代々同じ場所に住んでいる保証はありません。

家族の一員であるのにも関わらず、ペットだけが違う場所で眠るのは寂しいですよね。

そして、ペットのことを考えてお墓を作ったはずでも、いつか供養をする人がいなくなると人間でいうところの無縁仏になってしまいます。

今だけではなく、長い先の未来のことを考えて、自宅にペットのお墓を作ることを選ばない人が増えてきているようです。

③人間同様にペットも霊園や寺院で供養したいから

ペットも家族の一員であるため、人間同様に霊園や寺院のお墓に納めて手厚く供養したいという方が増えています。

その中でも大切なペットと「いつまでも一緒にいたい」という想いからペットと人間が一緒に入ることができるお墓を探している方が増えており、直近3年間で飼っていたペットを亡くされた20代~70代の男女を対象にした調査によると、ペットと一緒にお墓に入りたいと答えた人は4割以上でした。

以上から、これまでスタンダードであった自宅の庭にペットのお墓を作るといった供養方法が減った理由が分かりました。

次は、それに代わる新しいスタンダードの供養方法を見ていきましょう。


■新しいスタンダードは霊園・寺院での供養

ペットもかけがえのない家族だからこそ供養にこだわりたいという需要の高まりにより、徐々にペットを愛する家族のご意向に沿った供養ができる環境が整ってきています。

残念ながら、これまでは宗教上の理由などにより、ペットは人と一緒のお墓に入ることが叶いませんでした。

しかし今では、人間の家族と一緒に納骨できるお墓も広がりつつあります。

令和の杜はそんな霊園の一つです。

動物を愛する方のためにペットの供養墓を建立しました。そしてペットのお墓選びはもちろん、ペットと一緒に眠りたいという想いを叶えるご提案をしています。

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