令和の杜

2021年7月21日

ペットと一緒にお墓に入りたい方必読!お墓の種類、選び方などご紹介。

「愛するペットとはいつまでも一緒にいたい!」

ペットを飼われている方ならば一度は思ったことがあるのではないでしょうか?

昔は番犬や愛玩動物として見られていた犬や猫ですが、時代が変化するにつれて、ペットを家族の一員と考える人も増えてきています。

それに伴い大切な家族の一員なのだからしっかりと供養してあげたい、できるならばペットと一緒のお墓に入りたいと考える人も増えてきています。

しかし、「ペットと一緒のお墓に入っていいの?」と疑問に思う方も少なくないですよね。

では、実際にペットと一緒のお墓に入ることはできるのでしょうか?

今回は、ペットと一緒のお墓に入ることができるのか、お墓の種類、選び方などについて紹介したいと思います。


■ペットと一緒のお墓に入ることは可能?

ペットと一緒のお墓に入れるかどうかを考える際に重要な要因の1つが宗教(仏教)です。

日本には様々は宗教が混在していますが、多くの人は仏教を信仰しており、お墓も仏教の寺院にある方が多いかと思います。

それでは、仏教ではペットと同じお墓に入ることは可能なのでしょうか?見ていきましょう。

・仏教でのペットの扱い

仏教には生死に関して「六道輪廻」という教えがあります。

この六道輪廻の教えでは、「人間以外の動物」=「畜生」と分類され、犬や猫などの動物は人間よりも卑しい存在とされています。

そのため、人間よりも卑しい存在である動物を人間と同じお墓に入れることは宗教(仏教)上タブーとされています。

また、宗派によっては「南無阿弥陀仏」と唱え、阿弥陀様を信じることで極楽浄土へ救ってくださるという思想、考え方もあります。その場合「南無阿弥陀仏」と唱えることのできない犬や猫の動物たちは極楽浄土へ救ってもらえず、死後も共存することに抵抗感をもつ寺院も多く存在するようです。

しかし、これはあくまで仏教内の宗派や各々の宗教観による思想、考え方の一つです。

ですので、ご自身の宗派が分からない方は事前に確認しておくことや墓地を管理している寺院の宗派を知っておく必要があります。また、無宗教の方には宗派宗旨を問わない寺院がありますので、選択肢を広げる意味としても調べておくとよいでしょう。

・時代の変化に伴うペットへの意識の変化

宗教的観点や倫理観などからタブー視されてきたペットと同じお墓への埋葬ですが、それも時代の変化とともに変化してきています。

例えば、以前までは犬は外飼いが多く番犬などのような役割で飼われることが多かったですよね。しかし、現在では9割以上の犬猫が室内で飼われ、家族の一員として扱われることが増えてきています。

また、犬や猫以外の動物でも、以前は『愛玩動物』として可愛がる対象として飼われることが多かったですが、今日では人生をともにする『家族の一員』として飼われることが多くなっているようです。

このようなペットへの意識の変化に伴い、家族の一員として一緒のお墓に入りたいと考える方も増えてきており、ペットと一緒に入れるお墓も少しずつ増えてきています。

・結局ペットと一緒のお墓に入れるの?

ここまで仏教でのペットの扱いとペットへの意識の変化を見てきましたが、「結局ペットと同じお墓に入ることは可能なの?」と思われる方も多いと思います。

ずばり、ペットと一緒のお墓に入ることは可能です!

日本の法律でも、お墓に人骨以外を入れてはいけないという決まりはなく、犬や猫の骨も一緒に入れることができます。

ただし、先述したようにあくまでも各管理寺院で決まりが異なるため、今あるお墓にペットを入れたいという方は、管理している寺院に聞いてみることが必要でしょう。


■ペット専用のペット霊園?人間のお墓に一緒に?

大切な家族であるペットが亡くなった場合、人間と同じように心を込めて供養をしたいですよね。

小さい動物であれば自宅での埋葬や海での散骨も選択肢にあるかと思いますが、犬や猫のようにある程度大きい動物の場合、それも難しいかと思います。また、近年では戸建てではなくマンションなどに住む方も増えているため、余計に自宅供養は難しいのではないでしょうか。

・ペット霊園

そのような方々のためのお墓としてまず挙げられるのが「ペット霊園」です。

ペット霊園とは、近年増えているペット専用の霊園です。もちろんペット専用のため「うちの犬や猫は入れるかな?」と不安になる必要もございません。

しかし、ひとつだけ注意点があります。

それは法整備についてです。現在、人間のお墓に関する法律はありますが、犬や猫のような動物のお墓に関する法律は制定されていません。

そのため、急に霊園がなくなり遺骨を回収できなくなったり、悪質に高い費用を請求されたり、などのトラブルが起きることがあります。 増えてきているペット霊園ですが、このようなトラブルが不安である方はペットも一緒に一緒に入れる人間のお墓を探すことをおすすめいたします。

・ペットと一緒に入れるお墓

最近では増えてきていますが、ペットも一緒に入れるお墓はまだまだ少ないことが現状です。

あくまで宗教や管理寺院に異なりますが、一般的な寺院であれば難しいことが多いでしょう。

しかし、樹木葬のように宗教関係なく、人間もペットも一緒に入れるお墓も増えてきています。

また、現時点ではまだまだ少ないですが、ペットも一緒に入れるお墓は着実に増加してきており、今後も時代に合わせて増えていくことでしょう。


■ペットと一緒に入れるお墓の種類と選び方

それではペットも一緒に入れるお墓は、実際にどのような種類があるのでしょうか?

一般墓、永代供養、納骨堂、樹木葬の4つを比較して見ていきましょう。

・一般墓

まず、最初に思いつくのは一般的な霊園や墓地でしょう。

日本では、自治体などが管理している公営霊園でのペットの共墓は禁止されています。そのため、民営の霊園や墓地を探す方が必要です。

また、民営墓地であってもペットとの共墓は檀家の反対などにより禁止されているところが多いです。

そのため、まずは事前に調べ、各霊園や寺院に問い合わせることが必要でしょう。

・永代供養

次に永代供養についてです。永代供養とは、お墓の管理をする人がいなくても寺院が供養をしてくれる継承不要なお墓のことです。

先祖代々継承されることが多い一般墓とは異なり、家族や夫婦単位で入ることが多いため、仮に親族の誰かがペットの共墓に反対している場合は、永代供養を選ぶとよいでしょう。

また、ペットの遺骨だけを先に納骨したい場合は、各墓地や霊園によって異なるため、事前に問い合わせることが必要です。

・納骨堂

実は納骨堂もペット可なことが多い選択肢の一つです。

納骨堂では宗教不問とするところが多く、一般墓は不可でも、納骨堂ならペットと一緒に入ってもいいとする寺院も多いです。

また、永代供養同様、お墓の管理をする人がいなくても供養してもらえるため、最近では都心を中心に増えてきています。

都心にもあるためアクセスのいい場所に墓地を構えたい方や、後継者のいない方、自身の宗教の墓地が近くにないかなどにおすすめです。

・樹木葬

最後に樹木葬についてです。樹木葬とは比較的新しい葬送方法で、墓石ではなく樹木を墓標とします。

1999年に始まった樹木葬は、亡くなった後自然に還れる新しい葬送方法として人気を集めています。

樹木葬も永代供養同様、管理するご家族などがいなくても供養してもらえるため、継承者のいない方にもおすすめです。

また、樹木葬は他のお墓と異なり、宗教などのきまりがほとんどありません。 そのため、籍を入れていないカップルや血のつながっていない大切な方はもちろん、大切な家族であるペットとも一緒に入れることが多いです。


■終わりに

ペットの葬送方法は色々とありますが、時代の変化に伴い家族の一員であるペットと一緒のお墓に入りたいと考える方も増えています。

それと同時にペットと一緒に入れるお墓が増え、選択肢が広がっている一方で、中には悪質な管理をする業者も増えています。 そのため、しっかりと事前に調べ自分の状況にあった方法を選ぶことが大切です。

令和の杜では、個人・ご夫婦・ご家族・恋人はもちろん、愛するペットと一緒にお墓に入ることができます。 また、令和の杜の樹木葬は安心の永代供養つきであるため、次の世代に負担をかけたくない方にも安心してご利用いただけます。

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